車での送迎には 車専用の車いすを
1月5日、門松が飾られた玉川ホーム玄関に注文していた車載用車いす8台が届きました。この車いすには特徴があり「車の座席並み20Gの衝撃に耐えられる強度」「3点式シートベルトが腰骨にかかる」「ヘッドレストがある」「車いすを車の床に固定できる」というものです。
令和2年度事業計画で「命を守る車いすプロジェクト」として24台導入することにしています。通常の車いすは、楽に移動するためのもので、車に載せるようには作られておらず、事故などの衝撃から利用者を守れないことが分かりました。
昨年9月、車いすに詳しい職員6名のプロジェクトチームを作り、車いすショールームで実物に乗ったり、安全対策などの商品調査を行い、納得できる機種が見つかりました。
納品と同時に、チームは、ホームやデイサービスセンターで新しい専門知識の伝達講習を行っています。さらに、従来のマニュアルを誰でも正しい操作ができるように写真を使って改正したいとしています。チームリーダーの長谷川陽主任介護員は「今後は、通常の車いすと車載用車いすを場面に応じて使い分け、全職員が正しい操作を行い、利用者の命を守る安全な送迎サービスを提供したい。」と力を込めて話しています。
これで、利用者の命を守る方法をまた1つ増やすことができました。
職員は、プロジェクトメンバーから車載用車いすの操作方法や特徴などを学びました。(写真左:長谷川主任介護員)
車載用車いすは、ひじ掛けの下をシートベルトが通るため、骨盤をしっかり固定できます。(写真左:会田副主任生活相談員) 車載用車いす(写真:前)
通常の車いす(写真:奥)