法人研究発表会 研究成果発表
第20回を数える太田福祉記念会研究発表会が、2月28日開催され4題の研究成果が発表されました。コロナ感染症予防のため、玉川ホームをメイン会場として4事業所へライブ配信し、職員約60名が参加しました。
午後2時、玉川ホーム佐藤真紀研修委員長が開会を宣言し、続いて太田三知子理事長が「この研究発表会は、平成16年から続く伝統行事です。勤務しながら研究を続ける皆さんの努力に感謝し、どのような成果発表か期待しています。」と挨拶しました。
発表は、選考委員会で選抜された下記の4テーマで、ペースト状の食事の栄養不足を補う考察や認知症の方々の日常生活支援、個別情報を盛り込んだリスクシートの作成と活用など、職員が日常の業務に関する課題解決に取り組んだ成果が映像を使って発表されました。
発表後、太田理事長が発表者に奨励の金一封を授与し励ましと講評を行いました。あたみホーム石田智子調理グループリーダーは「研究で得た知識や経験を生かして、今後もサービスの質の向上に努めていきたい。」と話しました。
この研究発表は、論文集として製本され令和6年6月頃に各施設へ配布のうえ職員間の情報共有に使われます。
◆「事業所の部」発表題目
1.玉川ホーム 発表者:吾妻美智子調理員
「衛生管理で安全な食事の提供」
~HACCPを導入して~
2.玉川ホーム 発表者:杉原由美子介護グループリーダー
「福祉用具の活用」
~自立支援で繋がる笑顔~
3.玉川ホーム 発表者:高野幸永介護員兼生活相談員
「事故0で安全な送迎への取り組み」
~個別リスクシート作成~
4.あたみホーム 発表者:石田智子調理グループリーダー
「その栄養量で足りていますか?」
~ミキサー食の栄養量の見直し~
発表者は、課題の発見から解決へのアプローチ成果を10分程度にまとめ発表しました。
(写真上段左)吾妻調理員、杉原介護グループリーダー
(写真下段左)高野介護員兼生活相談員、石田調理グループリーダーメイン会場の玉川ホーム中央棟くつろぎホール(写真左)とサテライトのあたみホーム会議室(写真右)